「幸福三説」を知る!
2022.10.17
先日経営者の先輩から「曽根さん強運の持ち主でしょ?惜福を実践していそう。」と言われました。
その際、明治の文豪、幸田露伴が自著『努力論』で主張した「惜福」「分福」「植福」の三つの中の一つの言葉であることを知りました。
「惜福」=自らに与えられた福を、取り尽くし、使い尽くしてしまわずに、天に預けておく、ということ。その心掛けが、再度運にめぐり合う確率を高くするそうです。
逆に否運の人を観ると、十の八、九までは少しも惜福の工夫のない人であるという結果が出たそうです。福を取り尽くしてしまわぬよう努力したいと思いました。
「分福」=幸福を人に分け与えること。自分ひとりの幸福はありえない、周囲を幸福にすることが、自らの幸福につながる、と説かれる。「情けは人のためならず」と良く似ている。
「植福」=将来にわたって幸せであり続けるように、常に幸福の種を蒔き、精進(正しい努力)し続けること。過去に自らが蒔いた種が芽を出し、今の自分を創っている。
そして今から良い種を蒔き続ければ、望ましい未来につなげることが出来る、と説いている。
私は、「惜福」「分福」「植福」、この3つの言葉をこれから意識し実行していきます。