朝礼は無駄?
2013.03.05
ある企業が2012年春に社会人一年生になった男女を対象に「無駄に感じる時間」についてアンケートを実施したところ、以下の結果になったそうです。
- 第1位(21.0%) 朝礼
- 第2位(12.3%) 会議
- 第3位(9.0%) 業務報告書の作成
※女性に限ると第3位はお茶くみ(10.0%)となっている。
男女共に断トツで朝礼が第1位です。丁度最近朝礼のあり方を見直さなければいけないと思っていたので、上記アンケート結果が響きました。間違いなく朝礼の意味・意義をきちんと理解できていないのでしょうね。(または先輩、上司がきちんと朝礼の意味・意義を説明していないのでしょう)
私の結論から申し上げますが、朝礼は絶対に必要と考えています。問題なのはその会社の朝礼の内容、進め方ではないのでしょうか?
朝一番でその日の会社の流れをつかみ、大きな声を出して気合いを入れ、チームメイトと一緒に仕事をしているんだという連帯感を高めてから仕事に臨むことは非常に重要です。真剣に朝礼を実施している企業の方は、総合的な生産性が高いというお話も聞いたことがあります。
当社では本社も含め全事業所で朝の清掃後8時50分~(ほぼ)同じ内容の朝礼を行っています。毎日日替わりで当番の人がリードして朝礼を行います。
まずは今日の来客予定や行事などの報告から始まり、全員で行動4原則(※)の唱和、その後安全標語=「忘れるな慣れと油断はミス(営業所であれば事故)のもと!!」の唱和、そして最後に挨拶の練習を大きな声で行います。
(※)行動4原則=株式会社アイウィルhttp://www.iwill-kensyu.com(人材教育のエキスパート企業。当社では主任の条件としてアイウィルの6ヶ月間に及ぶ管理者養成研修を卒業することを義務付けています。良い習慣を身につけることができる素晴らしい研修です。)
①大きな声で
②キビキビ行動
③自分から挨拶
④明るい笑顔
これらが社会人に要求される4つの基本行動のことです。上記4つは私も社会人の基本と考え、全ての事業所で毎朝唱和しています。
当社では真剣に大きな声で朝礼に取り組んでいる人が大半ですが、中にはイヤイヤやっているように見える人もいます。本人にその気がなくてもやる気がないように見られたら駄目です。他の人に自分がどう映るかを考え行動することが肝要です。
全従業員が朝礼の意味・意義を良く理解し、大きな声でお互いを鼓舞し合うような朝礼を行い、結果として元気が湧いて来るようにしたいものです。