「区別と差別」
2021.07.13
今朝の日経新聞の「大機小機」は「区別と差別の違い」 を取り上げていて非常に興味深かった。
~区別とは物事の客観的な違いを認識すること。 差別とはその違いに合理性のない価値観を持ち込み、一方を不当に扱うこと、~と定義している。 結びでは、新型コロナ対策(特にオリンピック対応)での「区別」 に伴う面倒や手間を避けて、易きに流れては絶対にいけない、と戒めている。
私は「差別」という言葉に何か悪を感じる。 大半の方がそうでないかと思っている。
しかしながら、「差別」 という言葉自体に善悪の意味は含まれていないそうである。( 辞書で調べてみました)
「区別」は文字通り、いくつかに分けること、「差別は」同様に、 差をつけて分けること、とある。
その「差」が「不当である」かどうかがポイントとなる。
→ 「差」をつける側、つけられる側の双方が納得すれば、それは「 区別」、逆にどちらかが納得せず、不当なものだと判断すれば、それは「 差別」となる
会社経営においては「差別」 を発生させないことが非常に重要である。 それは難しいことではあるが、常に社内外の色々な人たちの意見に耳を傾け、正しく「区別」していきたい。 そして「差別」を撲滅したい。